【業界研究】デロイトやKPMGなどFAS各社の社員数比較

キャリア

はじめに

本記事では、デロイト、KPMGなどBig4各社を含むFASの社員数について紹介します。

新卒就活や転職などで重要になることの1つは、志望している業界に属する各社の立ち位置を把握することだと考えています。業界内で立ち位置を把握すると、自身の趣向(大企業で働きたいのか、中小で裁量をもって働きたいのか、など)に沿った企業を志望することができますし、志望動機の一部にもなりえます(案件数が豊富なため志望した、など)。本ページでは、業界内の立ち位置を社員数という観点で確認します。
※一般的に企業の規模を測る際には売上高を用いることが多いと思いますが、大手を含めFAS各社ほとんどが非上場企業であり、企業が自主的に公開していない限り売り上げを把握するのは難しいです。そのため、本記事では社員数という指標を用い、FAS各社の規模について考えたいと思います。

本記事のまとめ

  • 社員数ではBig4が独立系FASを圧倒している
  • Big4間でも社員数には大きな差がある

社員数の調べ方

社員数を調べるのには日本年金機構が公開している「厚生年金保険・健康保険適用事業所検索システム」を利用します。(URL:https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/jigyosho/jigyoshokensaku.html)

こちらのサイトでは、各事業所の厚生年金保険・健康保険の加入者数を確認することができます。厚生年金保険の加入要件は複雑なので詳細は割愛しますが、「就業規則や労働契約などに定められた一般社員の1週間の所定労働時間および1月の所定労働日数の4分の3以上ある従業員」であり、概ね正社員と捉えて問題ないと考えています。

以降は、各社の厚生年金保険・健康保険の被保険者数を紹介していきます。

対象企業

対象企業はデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、PwCアドバイザリー、KPMG FAS、EYストラテジー・アンド・コンサルティング SaT事業部、山田コンサルティンググループ、フロンティア・マネジメント、太陽グラントソントン・アドバイザーズ、G-FASの8社です。
※1 各社の事業領域はさまざまであり、純粋にFAS事業に携わっている人員のみをカウントしているわけではないため、あくまで規模感を測る参考指標としてご覧ください。例えば、山田コンサルティンググループやフロンティア・マネジメントはFAS以外に経営コンサルティングも事業領域であり、社員数のうちコンサルティングに従事している割合も大きいと推察します。
※2 各社は筆者の認知している企業をベースに選定しています。
※3 本記事のデータは2024年12月3日時点のものを使用しています。

各社の社員数

Big4はEYを除き軒並み1000人を超えており、デロイトに至っては2000人を超えています。
やはり社員数はBig4>独立系の傾向があるようです。

Big4間でも人員数には大きな差があります。例えばデロイトはEYの3.5倍の社員数を抱えています。

まとめ

本記事では、厚生年金保険・健康保険加入者数をベースにFAS各社の社員数をまとめました。新卒就職・転職の際などにおける業界理解の参考になれば幸いです。

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